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骨転移病巣の癌細胞は、他の臓器へ転移しやすいかも

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    • #14780 返信
      okazaki yoshihisa
      キーマスター

      転移機構に関する興味深い論文でした。

      骨転移した細胞は、幹細胞様に形質転換しているのかも?

      生体内で、ガン幹細胞⇔がん細胞と表現型可塑現象が起こっているのではないでしょうか?

      今後ともよろしくお願いいたします。

    • #14818 返信
      Okazaki yoshihisa
      キーマスター
    • #14819 返信
      大須賀覚
      キーマスター

      興味深い報告をありがとうございました。いくつかのゲノムの研究で、転移巣由来転移がかなりあることは以前から示されていて、原発から出ることができたものはより転移しやすいフェノタイプ(Mesenchymal typeやStem cell type)になっていて、転移の源になりやすいと言われています。

      また、私も論文を出していますが、繰り返し放射線治療など治療ストレスを受けると、腫瘍細胞はMesenchymal typeやStem cell typeになっていく(Osuka S, J Clin Invest, 2021)というのも確認されるところです。

      この辺りの変化には、Geneticなもののみでなく、Epigeneticなもの、EMTのような分子レベルの変化が関わっていると言われていて、これは腫瘍によるのかなと感じています。この3つのものは変化に必要な時間空間的な要素が変わるので、そのどれをうまく使うかが腫瘍によって変わると思っています。Geneticな変化は入ってから、全てのクローンがそれに置き換わるのに結構時間がかかって、私が専門にするGBMでは再発ではあまり大事でなくて、最も変化が早いEMT様の変化が重要なのではと感じています。

      面白い報告をありがとうございました。

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