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生体とCAR-T細胞
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@kensho_2021pham
キーマスター情報量がすさまじく、圧倒されました。
患者さんの中で、内因的なT細胞の状態、それから外因的なCAR-T細胞、これらをしっかりとモニタリングし、そして巧みにコントロールしながら治療を進める。凄いなという印象です。
治療の中で、CAR-T細胞はexhaustionしてしまうのですね。これを止めるような薬剤があれば効率よくガンを撃退できるのだなと感じました。
内因性のT細胞除去によるIL-15上昇の利用することで、CAR-Tも増殖させるというストラテジー。これは基礎研究レベルではすでに報告があるんでしょうか?
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okazaki yoshihisa
キーマスターお返事ありがとうございます。
秋田大学の先生から、下記、ネットに論説がでておりました。
『インターロイキン-15による生体防御調節機構』
1994年発見ですので、比較的新しいサイトカインなのだと思います。
今回の症例では、
化学療法に伴う体内リンパ球の破壊➡IL15上昇、CAR-T細胞増殖ニッチ形➡CAR-T抗腫瘍効果up➡抗腫瘍効果upのようなシナリオでしょうか?
悪性腫瘍は”生物”なため、治療選択圧による”進化”がみられるそうです。
進化する敵には、進化する仲間で!
進化vs進化
この仲間側の進化が、敵側の進化とマッチしたとき、腫瘍消失現象が観察される!?
ガン治療は、”進化する生物”相手でもあり、治療が難渋する一因なのかもしれません。
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okazaki yoshihisa
キーマスター -
okazaki yoshihisa
キーマスター追伸:
昨今の”コロナ禍”でも明らかになったこと。この論文でも示されていますが。。
ダイレクトに”ヒト免疫学”の詳細情報が入手可能になっている!!事実です。
私も、aasj読むようになって最近知った事実です。
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okazaki yoshihisa
キーマスター追伸:
山口大学の玉田先生の教室から、興味深い論文が、2018年に出てました。
CAR-T細胞の生体内での作用には未知の部分が多そうです。
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